技術本部

【採用情報】仕事を知る「社員インタビュー」

ヴェオリアというフィールドは、
探求心がいつまでも枯れない場所。

 

現在どのような仕事に取り組んでいますか?

グループ会社のひとつで、自治体向けのEPC事業とO&M事業を担っている西原環境で働いています。EPCとは水処理施設や汚泥処理施設の設計、施工をメインに行う事業のこと。西原環境は約100年の歴史があり、日本の下水道開発などに尽力してきた業界のパイオニアです。

同社へ異動して1年半が経ち、今は技術本部の本部長として、「プラント設計」「プロダクト設計」「電気設計」「開発」の各部隊を統括し、マネジメント業務を担っています。ヴェオリアグループのミッションである“Resourcing the world”の観点から、近年は汚泥を活用する方法として、汚泥から生成される消化ガスを回収し、発電するといった新たな取り組みにもチャレンジしています。

 

Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?

この仕事のやりがいは、地球規模の社会貢献ができるところ。例えば、私たちが力を入れているプロジェクトのひとつに“レジリエンス(自然災害に強い方策)”があります。具体的には、災害が起きたときにトラックで被災地へ運ぶことができ、素早く稼働して下水処理などを行うモバイルユニットの技術開発を行っています。地震や台風などの自然災害が多い日本で、私たちの技術が役に立っているのです。

また、“社会に必要なものを開発している”という自覚や誇りは、しっかりとプロジェクトメンバーに伝えることを心がけています。新たな技術を研究するだけではなく、開発して世に出すことを大事にするマインドセットが浸透し、従業員一人ひとりの行動変容がみられたときには大きな喜びを感じます。

 

 

ヴェオリアならではの制度や取り組みはありますか?

各部門の業務内容にもよりますが、テレワークをはじめ、時短勤務やフレックス制度などの柔軟な働き方ができるのは魅力です。ただ、グローバル企業のヴェオリアでそれらは当たり前のこと。その他に育成面で素晴らしいと感じたのは、グループ全体で実施しているグローバル研修の“ストリーム”という制度です。選抜型のプログラムですが、世界各国の従業員たちとの交流を通じて成長できる画期的な研修です。ヴェオリアのビジネスは各国で異なるため、水関連のビジネス以外にもエネルギーや廃棄物などに関するさまざまな技術や知識を学ぶことができます。その中で、日本国内でも取り入れられそうなものがあれば、情報交換をしながら知見を広げ、ゆくゆくは導入することも可能です。

 

日々の中で重視していることや大切にしていることは?

私が大切にしていることは、現場の声を常に聞くことです。その一環として、本部長というポジションに就いてから支店ツアーを実施しています。これは、半年に1回それぞれの支店を訪れて、他の現場で行われている取り組みや良いナレッジを吸収し、それをまとめて発表するというもの。そこから、さまざまな事例や意見をヒアリングしたうえで開発に役立てています。

また、テレワークでもコミュニケーションの質を保つために、毎週各部門に定例会を開いてもらい、部門の垣根を越えた情報交換を行っています。さらに、案件ごとにベテランと若手従業員がペアを組むようにしています。そうすることで、経験が浅い社員の不安要素や課題点にもすぐに気づき、解決できます。

 

就職活動中の皆さんへのメッセージ

自分が社会でどういう役割を果たしたいのか、それを具現化できるのがヴェオリアグループです。私がいる西原環境では、最終的に自分が携わったものを見られるだけではなく、それが社会に貢献していることを実感できます。多くの場合は、入社後3年程度はベテラン社員のサポートを受けながら日々の業務を行いますが、キャリアに関係なく若手に案件を任せてくれる環境なので、成長を実感できるはず。そして何より、国内だけではなく海外の技術やアイデアに触れながら働ける環境は、刺激的でとても楽しいですよ。

 

技術本部
本部長

2017年中途入社
(西原環境(出向))

フランスの大学で土木を専攻後、橋梁設計に6年間携わり、2012年に念願の日本へ移住。日本企業で橋梁設計を継続するも、海外出張や長時間労働が続く毎日。ワークライフバランスが保てない現状を打破すべく、知人の紹介で2017年にヴェオリアに入社。現在はグループ会社の西原環境で技術本部長を務める。