#WeareResourcers

 

ヴェオリアでは、従業員を「Resourcer(リソーサー)」と呼んでいます。ヴェオリアの従業員はミッションの達成に向け、リソースを創りだす人(リソーサー)であってほしいという願いからこの言葉が生まれました。
私たちResourcerは、廃水や廃熱、廃棄物から新たな資源を生み出すべく、日々努力を重ねています。
 

 

環境問題という地球規模の課題に
ビジネスとして取り組む

官需水事業本部

 

■ 現在どのような仕事に取り組んでいますか?

ヴェオリアの官需水事業では、日本国内の自治体向けに上下水道施設の運転維持管理や、水道事業における顧客サービス・漏水調査などのサービスを提供しています。私が所属するO&M本部は、上下水道施設の運転維持管理業務全体のマネジメントを行う部署で、私はその九州地域の責任者を務めています。
具体的には、上下水道施設の運転維持管理業務における顧客窓口、また受託現場の品質・収支・安全衛生ならびに人事の管理を担っています。施設は24時間365日稼働しているので、その大変さはありますが、上下水道施設は市民に安全・安心な水を届けるために必須の施設であり、また自然環境を守るという役割も果たしていますから、非常にやりがいのある仕事です。
 
■ Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
日本はいま、少子高齢化という大きな課題を抱えています。自治体の税収の減少や、技術職員の確保難などの課題が懸念されており、上下水道事業にも多大なインパクトがあると予想されています。
160年以上にわたって上下水道事業を運営してきた当社には業務効率化のノウハウが蓄積されていますから、それを提供するのは当社の使命であり、会社としての存在意義だと考えています。
 
■ これからの夢や目標を教えてください
将来的には下水汚泥を使ったバイオマス発電など、二酸化炭素の削減につながる事業に携わりたいと思っています。当社はバイオマスやプラスチックなどの資源の有効活用にも積極的で、廃棄物処理やエネルギーを専門に扱う部門もありますから、それらの部署と事業横断型のプロジェクトを立ち上げることもできます。資源循環型社会の実現に貢献するために、意識を高めて取り組んでいきたいと思っています。
 
■ 就職活動中の皆さんへのメッセージ
私はフランスで15年間、日本で18年間生活してきたので、両国に貢献できる仕事がしたいと考えていました。また、環境問題への関心から、グローバルで環境ビジネスを展開する企業に勤めたいとも思っていたところ、その両方を満たすのが当社でした。
これから進路を決める皆さんには、特に自分が大切にしている価値観や夢を尊重しながら就職活動を進めてほしいと思っています。アンテナを高くして、多方面で情報収集を行い、
自分に合った道を見極める努力をしてください。
ヴェオリアのように循環型経済の構築をビジネスコアとしながら、世界(グローバル)で培ってきたノウハウを地元(ローカル)に提供する会社は少ないと思います。個人の意見が尊重され、逆に自分で考えることが求められる社風を私は魅力に感じています。また、ダイバーシティとワークライフバランスも推進されており、仕事しやすい環境でもあります。皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

 

下水を管理し、人々が使う
水の安心・安全を守っています

官需水事業本部 

■ 現在どのような仕事に取り組んでいますか?

私が所属している広島市西部水資源再生センターでは、家庭などで使われた下水を処理し、水質基準をクリアした水を川や海へ放流しています。そのなかで私が取り組んでいるのは、主に水質管理と分析。水質状況による空気量や汚泥引抜量の設定変更案を提案したり、下水処理をさらに向上させるための新たな運転・管理方法の考案をしたりしています。また、大雨が降って放流水質への影響が見られたときなどは、センターに駆けつけて急いで水質をチェックしなくてはなりません。量放流水質が基準値を超えている場合には、その場で対処して水質を保ちます。このような日々の業務のほか、水質会議への参加、議事録作成なども行います。
 
■ Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
やりがいは、自分で考えた水質管理の設定変更案が通ったときや、水質管理に関する調査を完了したとき、あるいは降雨の際に素早く対応できたときなどに感じます。
当社は全国各地の水処理施設を管理しています。全国各地の事例のほか、海外の実績から得た知見をもとに、多様な環境に対応できる豊富な技術を持っているのが強みです。すでに、各地域に適した水サービスを提供していますが、さらに新たな手法を生み出していける可能性を持っています。私たちは人々の生活に欠かせない「水」を美しく保ち、安心・安全に利用できるものとして維持しなければなりません。日々の水質管理の業務を通じて、その使命に貢献できていることにやりがいを感じています。
 
■ これからの夢や目標を教えてください
下水処理のさらなる効率的な運転方法を模索することなど、水質管理上の課題はまだたくさんあります。より良い運転案をセンター内で自ら提案しながら、持続可能な地球環境の実現につなげたいと考えています。現在考案しているのは、日々の水質管理で生じた問題の解決案や、コストを削減しつつ放流水質を守る水質管理の方法。入社3年目なのでいまはまだ、上司や先輩からヒントを得て研究テーマを設定することが多いですが、自分から環境や社内の課題を発見できるようになりたいです。いずれは本社の技術支援部に異動し、各処理場にアドバイスをできるようになることを目標にしています。
 
■ 就職活動中の皆さんへのメッセージ
就職活動は、業界・業種の枠を超えて様々な企業に出会える絶好の機会です。ぜひ、少しでも興味を持った企業には積極的に足を運んでみてください。企業の取り組みや事業内容を詳しく知ることで、これまで知らなかった新たな分野に興味を持つなど、自分の可能性を広げるチャンスにもなります。最後に自分が納得できるよう、楽しみながら、積極的に行動していってください。

 

人々の生活の要「水道」の維持に欠かせない
料金徴収を管理しています

官需水事業本部 

■ 現在どのような仕事に取り組んでいますか?

ライフラインである水道・ガス・電気の中でも、最も大切な水道に関わる仕事をしています。具体的には、担当地区の水道検針員の指導・教育や検針データ作成・バックアップ、水道料金の収納管理・各納付書作成など、地域の水道利用に関わるあらゆる業務です。特に私がいま注力しているのは、水道料金の徴収。水道料金の支払いが不安定な世帯に対しては、直接訪問し、入金を促します。そのほか、各世帯を歩いてまわり、メーターが正しく作動しているか確認することも重要な任務。誤作動を起こしてメーターが回りすぎているように見受けられるものを発見した場合は、利用者にその旨をお伝えします。
「あなたのおかげで水道料金を多く払っていたことに気づけた」と喜んでいただけると、私も嬉しくなります。

■ Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
一見、関係ないように思える水道料金の徴収も、我々リソーサーにとって重要な職務です。というのも、水道料金は水道施設の維持管理などに充てられるため、安全できれいな水の供給・管理に不可欠だからです。そのためにも、徴収業務を大切にしています。このように、水道という側面から、人々の健康維持と持続可能な社会の実現に貢献できることを誇りに思っています。

■ これからの夢や目標を教えてください
当社は、勤続年数や年齢、性別に関係なく、努力した成果を評価してもらえる環境です。最近では女性初の営業所長が誕生したこともあり、私も営業所長を目指すようになりました。検針員や地域の人々と密にコミュニケーションをとりながら、一人でも多くの人が安心して水道水を利用できる環境を作っていきたいと思っています。
検針員の地道な作業があってこそ、私たちの水道料金徴収業務が成り立っています。そのことを日々意識し、検針員にとって良き指導者・理解者となっていきたいです。

■ 就職活動中の皆さんへのメッセージ
就職活動で迷うことや心配事があれば、どんな些細な内容であっても、企業の担当者や面接官に質問してみてください。私が大切にしている言葉は「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」。臆さず、素直に聞いて学ぶことで、最終的には悔いの残らない、自分に合った就職先を見つけることができるはずです。

 

検証や評価の専門家として技術的側面から
プロジェクトを支えています

民需事業本部 

■ 現在どのような仕事に取り組んでいますか?

新規プロジェクトの技術的検証や評価を実施する部署に所属しています。たとえば、あるプロジェクトの省エネの検討にあたって「2つの対象がトレードオフの関係にあるときに、どちらに取り組むべきか」といった課題があるとします。一般的には電気をより多く使う方に取り組むことが多いですが、さまざまなデータを収集・解析して検証と評価を実施してみると、電気をより少なく使う方に取り組んだ方が総合的に優れているケースもあるのです。いずれにしても技術的な観点からより良いと思う方を提案します。お勧めしたプランが採用されたときは嬉しいものです。
お客様により良い提案をするために、普段から論文や文献を読み込んだり、資料を収集したり、常に最新の知識や技術を吸収しなければならない大変さもありますが、学ぶ楽しさもあり、やりがいを感じています。

■ Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
水・エネルギー・廃棄物という当社が掲げる3分野の全てに関わる仕事であるという点です。新規プロジェクトがほとんどですが、契約後の案件に対してもトラブル対応を行ったり、データを収集して最適化を行ったりすることがあります。いずれにしてもプロジェクトごとに性質が異なるので、その都度、新鮮な気持ちで仕事に臨むことができます。
主な業務内容は計算設計から現場調査まで、プロジェクトの技術評価全般ですが、技術が分かる専門家として商談に同席したり、海外からも技術の専門家として頼られたりすることにやりがいを感じます。何より、お客様の悩みに対して、独特の視点で解決策を見出すことは非常に達成感があり、自分自身の成長を日々感じています。

■ これからの夢や目標を教えてください
昨今、さまざまなプラントに自動化の波が押し寄せています。水処理施設などは人の手で支えられているところがありますが、これからは水関連分野も自動化やIoT化が進むのではないかと考えています。
現状は導入コストなどに課題があり、自動化のメリットは多くありません。しかし、技術的なハードルを乗り越えることができれば、実現可能性は十分にあるはずです。そのための技術や知識をキャッチアップしながら、自動化を提案していきたいと思っています。

■ 就職活動中の皆さんへのメッセージ
マカオに生まれ、中国の環境汚染を間近に見てきた私は日本で環境を学びたいと考え、日本の大学に進学、水の研究室に所属しました。就職活動では自分の専門分野を生かせる仕事を探し、最終的に当社への入社を決めました。
当社は水・エネルギー・廃棄物の3分野で事業を展開しているので、当該分野の技術やビジネスのスキルアップを図りたい人に向いています。また、ラボでの実験を基本とする研究職とは異なり、当社は現地調査等にも出向きますから、自分のアイデアや専門性をソリューションとして実社会に活かしたい人には魅力的な職場だと思います。

 

プラスチックによる海洋汚染問題を
使用制限ではなく資源循環の実現によって
解決を図りたい

廃棄物処理事業本部

■ 現在どのような仕事に取り組んでいますか?

ヴェオリアが展開する水・エネルギー・廃棄物の3事業のうち、廃棄物の分野に所属するプラスチックリサイクル本部では、日本国内の一般家庭で排出される容器包装プラスチックを子会社工場が自治体から受け入れ、樹脂ペレットを製造する事業を行っています。
私は同本部の営業部に所属し、樹脂ペレットを主に成型メーカー向けに販売しています。担当するお客様への交渉が主な業務ですが、新規営業も行います。工場での製造量とお客様への供給量の需給バランスを見ながら営業を行い、そのなかで単価交渉にも取り組みます。
また、樹脂価格は基本的に相場と連動しているため、アジア・国内樹脂相場を注視するだけでなく、原油相場や国内需要動向なども見極めながら、長期的な視点で営業戦略を立てています。

■ Resourcer(リソーサー)としてのこだわり、仕事のやりがいは?
ヴェオリアが目標に掲げる循環型経済の実現は、水・エネルギー・廃棄物というインフラを担っている企業だからこそ実現可能な目標だと思います。私の所属する廃棄物処理事業分野も、その目標実現のために非常に重要な役割を果たすと考えています。
廃棄物処理事業は3K(きつい・汚い・危険)というイメージが根付いていますが、実際にはそのようなことはなく、時代の移り変わりとともに実情も変わってきています。今後さらにリサイクルの重要性が高まるなか、その分野で挑戦することにやりがいも感じています。
また、成型メーカーとの新規取引成立や単価交渉が成功した際に感じる達成感は、営業の醍醐味であると思います。

■ これからの夢や目標を教えてください
現在、廃棄物処理事業本部が関わっているプラスチック業界では、マイクロプラスチックの海洋環境への影響が世界的に大きな問題として取り上げられています。民間企業や自治体の取り組みとしては、ストローやカップの使用制限など、プラスチック製品の量的な制限に視点を置いて取り組み始めているケースが多いです。
ただ、私としては、日々の生活の中で非常に重要な役割を持つプラスチックの使用を制限するのではなく、貴重な石油由来の資源をどのようなプロセスで経済の中で循環させるのかという別視点から取り組みたいと思います。
廃棄物の種類は多様ですので、プラスチックだけでなく、木材・紙・食品・金属など、そのほかのリサイクルに関しても業界のパイオニアを目指し、循環型社会を実現することが目標です。

■ 就職活動中の皆さんへのメッセージ
私は学生時代に自分の将来像をイメージできず、さらに当時は就職氷河期で、就職できる会社の選択肢が限られていたため、就職できる会社に就職してしまいました。そして、20代のときに出向や転職などで職場が3回変わり、そのたびに良いことも嫌なこともありました。でも、そのおかげで自分の目標が明確になり、ようやく将来像も見えてきました。
学生時代は多くの人がスタート地点にも立っていない状況です。就職活動でたくさんの企業を訪問し、初対面の方々と話をすることは、社会人になってからもなかなか経験できないことです。社会見学だと思って余裕を持って就職活動に臨むのも、良い経験になるのではないでしょうか。