ヴェオリア、不平等問題への取り組みに向け、経済協力開発機構 (OECD) によるG7イニシアチブ ”Business for Inclusive Growth (B4IG)” に参加

(本記事はヴェオリアフランス本社が2019年8月23日に発信したプレスリリースの抄訳です。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。)

 

2019年8月23日、フランス・パリのエリゼ宮での”Business for Inclusive Growth (B4IG)”発足にあたり、当社会長兼CEOアントワーヌ・フレロが、「インクルーシブ(包摂的)な成長」に向けたグループ全体での取り組みを強調しました。

本イニシアチブには、ヴェオリアを含む世界大手企業34社が参加を表明し、当社は、過去最も深刻といわれている不平等問題に対し、①バリューチェーンを通じた人権への取り組み、②多様性を認め、すべての従業員が活躍できるインクルーシブな職場環境の実現、③社内外のエコシステムにおけるインクルージョン強化のための事業活動に注力しています。これらの働きかけにより、機会平等、地域間不平等の是正、男女格差の解消に向けたG7主導の取り組みを推進します。

B4IG参加企業は、全世界で多岐にわたる業種をカバーしており、従業員は合計350万人以上、年間売上高は合計1兆ドル以上におよびます。B4IGは、民間企業主導により結成された、不平等問題に対する初の世界的な取り組みとなります。

ヴェオリア会長兼CEOのアントワーヌ・フレロは、「包摂的な成長に向けたB4IGへの参加表明は、ヴェオリアの歴史と存在理由に由来するものです。当社は、経済、社会および環境に関する課題を包括的に捉え、解決を図ることによってのみ、人類の持続的発展が可能になると確信しています。この信条は当社の歴史に深く刻まれています。1853年の創業以来、公衆衛生と生活の質の維持に不可欠な要素として飲料水を供給することで、この信念をを示してきました。現在手がける水・廃棄物・エネルギーの各事業において、ヴェオリアは、基本的なサービスと天然資源へのアクセスを容易にし、天然資源を効率的に保全、利用、リサイクルするためのソリューションを、世界中の自治体および企業のお客様に提供しています。ヴェオリアの存在理由は、国連が掲げた持続可能な開発目標(SDGs)の達成に全力で取り組み、より良くより持続可能な未来を実現して、人類の進歩に貢献することにあります。」と述べています。

B4IG参加企業による投資額は、50以上の既存・新規プロジェクトに対して合計10億ドルを超え、現在までに1億人がその恩恵を受けています。

 

B4IGについて

“Business for Inclusive Growth (B4IG)”は、経済協力開発機構(OECD)が監督機関となり結成されたグローバル・イニシアチブです。本イニシアチブの目的は、機会、ジェンダーおよび領域に関わる不平等の低減に向け、民間企業の取り組みを共有・強化すること、そして政府主導の取り組みと連携し、より高いシナジー効果を創出することです。

現在の参加企業:Accenture, Agropur, AXA, BASF, BNP Paribas, Groupe BPCE, CareCentrix, Cogeco, Crédit Agricole., Danone, Edelman, Engie, GINgroup, Goldman Sachs, Henkel, Ingka Group | IKEA Retail business, JPMorgan Chase, JAB, Keurig Dr Pepper, Johnson & Johnson, Kering, Legal & General, L’Oréal, Mars Incorporated, Groupe Renault, Ricoh, Schneider Electric, Sodexo, Suez, TIAA, Unilever, Veolia, Virgin and Ylva

 

経済協力開発機構(OECD)について

経済協力開発機構(OECD)は、生活の質の向上につながる政策を提言・推進する国際機構です。政府や市民社会との協働により、国際基準を設定し、社会、経済および環境に関わる様々な課題に対して、根拠に基づいた解決策を探求しています。OECDのウェブサイトでは、B4IGと、不平等問題および包摂的成長に向けた、同イニシアチブの活動に関する情報が詳しく掲載されています。包摂的な成長におけるOECDおよびG7の活動に関するお問い合わせは、担当者メールアドレス<[email protected]><[email protected]>、またはOECDメディア室までご連絡ください。