(ご参考)ユニリーバとヴェオリア、持続可能なパッケージング(包装)で提携を発表

(本情報はフランス本社から発表された内容の抄訳です)

プレスリリース:ユニリーバ・ヴェオリア、2018年10月24日

3年間のパートナーシップ契約により、廃棄物の回収および再利用に関するインフラを改善、プラスチック廃棄物における循環型経済の形成を支援

ロンドン/ロッテルダム/パリ、2018年10月24日 水曜日  - ユニリーバおよびヴェオリアは、本日、各国・地域においてプラスチック分野での循環型経済の形成を支援する新技術の開発に共同で取り組むためのコラボレーション契約を締結したと発表しました。インドおよびインドネシアを当初の対象とします。エレンマッカーサー財団によると、世界中のプラスチック包装のうち、使用後に回収・リサイクルされるのはわずか14%で、残りの40%が埋め立て廃棄され、3分の1が脆弱な生態系に流入しています。

2017年、ユニリーバは、全社のプラスチック包装を2025年までに完全に再利用可能、リサイクル可能、または堆肥化可能な設計にすることを業界に先駆けて宣言しました。当素材のエンドマーケットの形成を支援するために、ユニリーバは2025年までに包装に使用するプラスチックのうち、少なくとも25%を再生プラスチックにすることを目標に掲げています。これらの目標は同社に真の事業変革をもたらしており、特にリサイクル性・再利用性のある包装の設計において顕著です。

この意義深い契約の締結にあたり、ユニリーバとヴェオリアは、プラスチック廃棄物の問題は共同責任であり、バリューチェーン全体において回収・再処理のためのインフラを開発・拡大するには大胆な行動が必要であるという認識で一致しました。循環型経済へ転換を図るには、このような認識を持つことが非常に重要です。取り組みでは特に原材料の回収に着目し、再生材料のバリューチェーンへの再投入を促進します。当パートナーシップを通じて、ヴェオリアはユニリーバと共に、各国・地域において使用済包装の回収ソリューションの導入、リサイクル能力の付加に取り組み、新しいプロセスと事業モデルを開発していきます。

ユニリーバのマーク・エンゲル最高サプライチェーン責任者は、「向こう20年間でプラスチックの生産量は倍増する見込みで、プラスチック廃棄物の問題はますます悪化しており改善は見られません。この深刻な問題に対応するために私達がやるべきことはまだたくさんあるので、廃棄物管理における世界的リーダーであるヴェオリアとパートナーシップを組むことにより、循環型経済の形成へ向けて大きく前進できることを願っています」と語りました。

ヴェオリアのディベロップメント・イノベーション・マーケット部門のシニア・エグゼクティブ・バイスプレジデント、ローラン・オーギュストは、「プラスチック包装の環境フットプリントを大幅に減らすためには、明らかに現行のプラスチック包装の寿命の管理の仕方を転換しなければなりません。そのためにはバリューチェーンに関わる全当事者間での新しいコラボレーションの形が必要です。ヴェオリアとユニリーバは、当グローバルパートナーシップにより、世界中の各国・地域において協力し、回収からリサイクルまで、包装に関して責任のある持続可能な将来を再定義するためにリーダー的役割を果たしていきます」とコメントしました。