有機廃棄物からバイオガスを生成

ヴェオリアは再生可能エネルギーの地産地消を推進しています。フランスのアラス(Arras)近郊にあるアルトア(Artois)コンポストセンターでは、ヴェオリアのグループ会社であるETS Environnement が有機物の嫌気性消化により、廃棄物からバイオガスと堆肥(コンポスト)を創り出しています。


アルトア・コンポストセンターは2012年に運転を開始。農業、食品業界、自治体、スーパーマーケット等、様々な分野からの有機廃棄物を再生しています。
 

生物系廃棄物の100%再生を実現する嫌気性消化

最先端の分別技術により、有機廃棄物とその他廃棄物が分離され、有機廃棄物は消化槽に投入されます。有機物は無酸素の環境で分解され、燃焼することにより電力に転換可能なガス、およびコンポストとして使用可能な残渣が生成されます。
 
この消化プロセスにより、年間約350万m3のバイオガスが生成されます。25,000トンの廃棄物を処理することにより、2,700 世帯の年間消費量に相当する8,000 MWh の発電が行われます。このように廃棄物からバイオマスを再生することにより、毎年2,000トン相当の二酸化炭素排出を回避できます。消化により分解されず残った年間7,000トンの有機物は、地元農家がコンポストとして再利用しています。
 

2万5,000トンの
廃棄物を処理

350万m3の
バイオガスを
生成

8,000MWの
発電

7,000トンの
有機物を
肥料として
再利用

2,000トンの
CO2排出を
回避