わらと木材を利用して熱を供給

ハンガリーで5番目に大きい都市であるペーチ市は、ヨーロッパ最大規模となる100%バイオマス利用のコージェネレーション(熱電併給)暖房網を立ち上げました。17万人のペーチ市民は毎年、同地域の農家約20軒から調達される40万トンの木材、および18万トンのわらを燃料とする暖房システムを利用しています。

 
ヴェオリアはペーチで、わらを燃料とする35MW(メガワット)の設備、および木材廃棄物を燃料とする50 MW の設備2基を運転しています。
 
この2基を稼働するに必要な燃料の長期供給契約を、同地域の農家、森林業者、および製材会社と締結しています。
 
ペーチはこの発電所のおかげでエネルギーを独自で確実に賄うことができます。31,000世帯、および公共施設450軒に熱を供給し、年間40万トンの二酸化炭素排出を回避しています。
 
この発電プロセスのうち、わらの供給で170件、そして木材の供給では100 件の雇用を創出しています。

ペーチは、暖房の燃料を地元の再生資源で100%賄っている、数少ないヨーロッパの都市のひとつです。
 

8,000万ユーロの投資

31,000世帯、
公共施設450軒
に熱を供給

40万トンのCO2排出を回避

2億1,000万m3のガスを削減

100%
バイオマス利用